1867年に創業した関市で一番古い刃物工場である日本利器工業株式会社。
関の刃物づくりの伝統技術と心を受け継ぎ、こだわりの品質で製品製造を続けています。
広い芝生のグラウンドが自慢です。
戦時中、陸海軍指定の軍需工場として航空機の機体や軍刀の生産を行うとともに、カミソリ刃の研究を進めてきた日本利器工業は、世界で初めてステンレス製カミソリの開発に成功しました。この成果を契機に、当社は日本初のプラスチック製のハンドルを用いたカミソリの製造や、ガードが付いたカミソリ刃の開発など、最先端の技術を駆使してきました。
日本の工業歴史の初期から製造業に関与していた当社は、プレス、研磨、焼入れなどのあらゆる金属加工技術に精通し、お客様の要望に応じて最適な提案を行うことが可能です。
現代では、設計図に基づいた正確な製品づくりが当たり前となっていますが、熟練の職人による手仕事が最終的な品質を左右するのはどの製品にも共通します。日本利器工業では、職人の技術向上だけでなく、技術の継承にも力を注いでいます。代々受け継がれる伝統技術や、日本が築いてきた品質へのこだわりや文化を大切にしています。これにより、機械だけでは実現できない精密加工も行うことができます。
1/1000ミリ単位の高い精度が要求されるカミソリ生産分野で、長年にわたり培った品質管理体制が大きな強みとなっています。カミソリの刃は製造から出荷まで徹底的に管理され、市場に提供する製品は経験豊富な検査員と当社独自の専門検査機を用いた全数検査が行われます。これにより、厳格な管理のもとで100%の良品出荷を目指しています。
社名 日本利器工業株式会社
代表者 亀井高利
創業 1867年
設立 1940年
所在地 本社
〒501-3265 岐阜県関市小瀬岐阜県関市小瀬1217-1
東京事務所
〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目2番8号 東建ビル5階
1867年、刃物の町岐阜県関市にて創業。1940年から資生堂と提携し、カミソリや美容製品を中心に生産しています。関で最も古い刃物企業として伝統の技術と心を受け継ぎ、時代を超えて人の生活に寄り添うものを届けたいとの思いから、オリジナル商品の企画開発をスタート。私たちの思い描く「やさしい道具」を提案します。
1867 関市に初代亀井鐵治郎が創業
1876 日本刀関連製品からナイフ事業に転換
1916 登山刀、はさみ、白鞘刀の製造販売を開始
1919 カミソリの生産を開始
1928 覇王安全かみそり製作所を設立
1932 覇王安全かみそり製作所の商号を昭和ブレード製作所に改称
1940 昭和ブレード製作所を解散し、昭和ブレード株式会社設立
資生堂と提携し、製品の生産納入を開始
1943 昭和ブレード製作所の商号を資生堂利器工業株式会社に改称
陸海軍指定軍需工場として、軍刀、海軍用カミソリ、航空戦闘機飛燕の尾翼部の製造を開始
1948 資生堂利器工業株式会社の商号を日本利器工業株式会社に改称
1953 岐阜県関市と新潟県燕市の製品の対米輸出を開始
1956 世界初のステンレス替刃を製造、資生堂ポアンカミソリの刃として発売
1964 新工場新築
本社を関市小瀬に移転
1966 2代目代表亀井銀一が勲四等瑞宝章を受章
1972 日本初のプラスチックを使用したカミソリ「マッハ3」の生産を開始
1977 資生堂アイブローシザーズ・ニッパーズの製造を開始
1981 日本初の刃にセーフティーガードを取り付けた商品の生産を開始
1990 資生堂プリペアブランドのカミソリ3種、眉バサミ、毛抜きの生産を開始
2002 ISO14001を認証取得
2010 オンラインストアでの販売を開始
2013 ユニバーサルデザイン「みんなのはさみ」の販売を開始
2014 「みんなのはさみ ミニ」の販売を開始
2015 世界最小幅のマイクロガードを取り付けた刃の生産を開始
2016 両刃カミソリホルダー「Nikky クラシックダブル」の販売を開始